勉強会の設計の仕方・心得
ここでは代理店営業・パートナー営業で多い勉強会について。
協業がうまくいき、実績も出てきた際によく言われる
「うちの営業全体に一度勉強会してくれませんか?」
というオーダーがあります。
もちろんこんなありがたいオーダーが来たら即okです!
ただここからの準備次第で勉強会横展開されるか分かれます。
私が大事だと思うことを一つずつ書いていきます。
1.基本情報をまず聞く
やります!って言った後によくあるのが、あれ何人参加だっけ、何分あるんだっけ、と詳細わからないパターンです。
やると言ったのにもう一度そのあたり聞くのは恥ずかしいなぁ、なんて思わず必ず確認して下さい!
下記項目を参考に
・勉強会の目的
・勉強会に至った背景
・日時と場所
・勉強会の時間
・環境(会議室なのか、プロジェクタ使えるのか、立ち話だけなのか)
・参加人数
・参加者の詳細(部署、年次、知識セットなど)
・単独か複数社か
・枠組み(今回特別に?毎週やってる枠?)
・資料提出の〆切
この辺聞かないとよくあるのは、めちゃめちゃ気合いれてパワポ作って当日行ったらまさかの朝礼での口頭で10分勉強会とか笑
当日のイメージ沸かすためにも細かく聞きましょう^^
2.自分の頭だけでなく必ずレビューを
これ聞くと当たり前じゃん、先輩にレビューもらうよって人もいるかもしれませんが、そうじゃありません。
レビューをもらうのは、当人であるパートナーさんからです。
依頼してくださった担当者に必ずレビューをもらいましょう。
さらに一番よいのは参加予定者のイケてる人にレビューなんてもらえれば最高です。
基本はサービス提供社やメーカーは、無意識にこっちよがりの話が多くなります。
ひたすら実績アピールして終わっちゃうメーカーとか、目も開けてられません。
現場が必要としてる内容に寄せるため、ぜひ。
ネタバレして恥ずかしいとかそんな時間ないとか言い訳はなしで。
これほんとにおススメです。
とりあえず今すぐいついつにレビューして下さいと連絡して下さい。
〆切できれば体が勝手に動きます笑
3.コンセプトと内容を決める
パートナーさんレビューまで3日前、早く作らねば。
この時によくあるのが
「とりあえず以前使ったセミナー資料をうまく組み合わせてみるか」
「そういえば別の代理店向けに●●さんが作った資料が再利用できそう」
「社内向けの資料をさくっと作り変えたらいえる」
的な発想です。
大体パワポ触りまくって、めちゃめちゃ時間かかったのに資料わけわからんくて死亡します。
スライド数多くなりすぎてワロタ的な。
今回パートナーさんから目的や経緯をすでにきいてるはずです。
そして我々にも目的があるはずです。
その辺を踏まえて下記をまずはテキストでまとめましょう。
・目的
・コンセプト
誰に:
何を:
・どうやって
これだけ書くとわけわからんかと思いますので、例えばある勉強会でサイボウズの私がやったので言いますと
・目的
・基幹システムとの相性をアピールしてkintoneの販売してくれる支店を増やす
・コンセプト
誰に:kintone知らない新宿支店のシステム営業さんに
何を:「こんな感じでkintoneも基幹システムの商談に繋がるんだ。案件あれば電話しよう。」と言って頂く
・どうやって
・本日のポイント3点
・kintone概要とデモ
・基幹システム連携事例
・基幹システムへの案件化事例
・担当者連絡先、電話番号
・よくある質問集
とかですかね。
とにかくコンセプトを実現するために何をすればよいかだけ考えて下さい。
その過程で過去資料や他人の資料を拝借するのはありです。
またパートナーさんのレビューは、このテキストだけメールで送っちゃうのもありかと思います。
4.担当者と現場のギャップ
基本は窓口担当者に確認すればokですが、やっぱりギャップがあることがあります。
電話番号知ってる現場の人がいれば電話でさくっと
「今度●●というような勉強会があるのですが、こんな内容で違和感あります?」
と聞いてみましょう。
5.当日の心得
機器トラブルなどもありえますので、30分前くらいには現地着で。
気分は結婚式二次会の幹事くらい慎重に。
事前に配れる資料は机に置いたり。
とにかくメーカーよがりにならないよう、パートナー様代理店様視点を忘れずに。
言葉が社内用語になってませんか?むしろパートナーさんの社内用語使っちゃうぐらいが素敵です。
あとは決めたコンセプトだけ念頭に置いてプレゼン!
ご武運を祈ります。
そんな感じです。